釣りめもらんだむ

釣り初心者の私的な備忘録

【雑記】クロダイのかご釣り紹介(2022-09-09)

某海釣り公園にて、私がよくやっている

クロダイのかご釣り」

に関する紹介記事です(*'▽')

 

構成

①竿:ちょい投げ竿で十分です。
  参考→SZM パックスティック20-210

*竿の性能ではなく、ゴムヨリトリの性能でやり取りをするイメージ。

*短い方が岸壁に近いので釣れる気がします。

 

②リール:3000円以下のお手頃なリール(2000番)で問題ありません。

*僕はメインで小さめの両軸リールを使っています。落とすときにストレスフリーなのと、アタリがわかりやすいです。お持ちの方は両軸お勧め(無くても平気)。

            

③道糸:VARIVAS(バリバス) PEライン ハイグレードPE X8 150m 2号

*記憶が曖昧なのですが、たぶんこれだったかと…:;(∩´﹏`∩);:

*PEの2号前後であればなんでもいいと思います(*'▽')

 

④仕掛け

・サブマリンかご:道糸から直結。かごはなんでも大丈夫ですが、中型かつ間口が広いものがお勧め。蓋を閉めずに落とします。

 

・錘:4号ほど。かごの下にWスナップサルカンなどで接続。

 

・ゴムヨリトリ:ヤマシタ(YAMASHITA) ゴムヨリトリR/RS 2.5mm 30cm など。そこまで太くなくて平気です。ハリスを底に落とす錘の役目や、天秤の代わりも担います。錘と同じ位置に接続。写真参照↓。

            

・ハリス:フロロカーボン 1.5~2号

基本1.5、潮が早い時は太めにして底を取る。1.5ヒロ~2ヒロくらい。

 

・チヌ針:2号にしています。ガン玉を使わない仕掛けなので、針の重さで付け餌を底に送りたいので、最小でも2号。僕のお勧めは、

☆チヌエース(ひねり有。根掛が少ししやすい)

☆サスガチヌ(ひねり無。あたりを見極められるなら此方お勧め)

めんどくさければ、市販の糸がついてる針で問題ありません。

☆参考:OWNER(オーナー) シングルフック 2mカット黒チヌ 2-2号
      

             

・付け餌:オキアミ、サイズはLサイズ推奨。撒き餌用のオキアミから抜いても可。但しマルキューの食わせオキアミハードなどの方が形がしっかりしてます。また、ローテーションでオキアミとコーンの合わせ掛けも効果大です。コーンを付けた瞬間釣れることもしばしば。

 

・集魚剤:チヌベスト半分&オキアミブロック半分。
これで4~5時間分です。追加で、冷凍コーン、推し麦などを追加します(無くても釣れる時は釣れます。予算と相談。コーンや麦を食うかは本当に個体差ですので…)。海水量は少なめで…緩いだんごが握れるくらい?オキアミにチヌベストが絡むことで重量が増し、底にエサが滞留することでチヌを寄せます。アミコマセも時々混ぜて落とすと、クロダイが一気に寄ってくる場合があるので、サビキの分が余るなら混ぜましょう。*都内の釣り場(本牧や大黒)はだんご釣りが禁止されていますので、過度な撒き餌の使用はお控えください。

釣り方

かごに集魚剤を詰めて、ふたを閉めずに仕掛けを底まで落とします。その際、付け餌は道糸から出来るだけ離れた状態で落としてください。天秤を使っていないので、仕掛けが絡まりやすいので注意が必要です。

 

錘が底にしっかりと届いた状態で、糸ふけをとります。棚をしっかり底に合わせた方が、小さなアタリを拾いやすいです。

 

仕掛けをしゃくる必要はありません。

 

10分~20分おきくらいにエサを確認し、上記を繰り返します。釣り始めはエサを撒きたいので、もっと速いペースで繰り返してもOKです。

 

基本的に向こう合わせで自動的に竿が曲がりますが、アタリを見極めて鋭く合わせることが出来ると、釣果が伸びます。適宜聞き合わせなどで対応してください。

 

この仕掛けで、2021年は11~12月にクロダイがほぼ毎回連れました(週一釣行)。初めてこの仕掛けを試したのは11月の初めでしたが、朝から昼下がりまで居て計三匹釣りました。人生初黒鯛釣果でいきなり三匹なので、この仕掛けは初心者向けの仕掛けと言えるでしょう。2022年は9月からこの仕掛けを試していますが、二回の釣行(各日4時間ほどで帰宅)で三匹釣れています。(但し、晴天や海がクリアな時は釣れないことが多いです。曇りの日、濁りがある日、表層が波立っている日が狙い目)

 

比較的簡単にクロダイが釣れる仕掛けだと思います。分からない事などありましたら、Twitter等で質問受け付けます(*'▽')

 

*ちなみにこの仕掛け、秋~冬は大きいタコがわりとかかります。根掛した際は、手を切らないようにして糸を直接引っ張ってください。石が動くように仕掛けが引けるようなら、それは石ではなくタコです('ω')



【雑記】2021年大黒海釣り施設の釣果情報考察(2021-01-17)

前回の記事では、本牧海釣り施設の釣果情報を基に冬の魚の動向を考察しました。

春先の釣果は水温に左右される、というものです。

fishingmemorandum.hatenablog.com

今回の記事では同様の考察を、2021年の大黒海釣り施設の釣果を基に行います。

…と思ったのですが、グラフを見る限り、前回の記事の結果との差があまり見られないので、今回は作成したグラフのみ紹介し、簡潔にまとめたいと思います。

 

目次

冬から春先の大黒海釣り施設の釣果

以下のグラフは、1~3月の大黒海釣り施設のアジ、サバ、イワシの釣果を基に作成しています。サバはほとんど釣れていませんが、アジとイワシは3月の中頃に釣果が伸びています。前回の記事における本牧と同じ結果です。これは想像ですが、同じ群れが大黒~本牧間を回遊している可能性がありますね。

大黒海釣り施設の釣果(1~3月)

黒海釣り施設の釣果(1~3月)

黒海釣り施設の釣果と水温

次に、水温を併記してグラフを作成します(サバは釣果に乏しいため除外)。

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アジ、イワシ及び水温のグラフ

作成したグラフを読み解くと、大黒海釣り施設では本牧同様に

  • 水温が一定の値を超え始めてから釣果が伸びる

事がわかります。本牧同様、寒いと兎に角釣れないと言う事ですね。大黒の場合、水温14℃を境に釣果に差が出始めています。なお、この数値は本牧閾値である13℃と1℃の差がありますが、重要なのは魚の活性が上がる水温の見極めであって、水温自体にはあまり拘る必要はないと思います。施設毎の測定方法やタイミングが不明である以上、正確なデータを求めることは難しいからです。

終わりに

考察記事としては少々内容が物足りないですが、前回の記事と合わせて、自分の中でぼんやりとしていた知識に具体例が伴い、より実践的なものとなりました。

*本稿の考察には、釣果情報の母数である来場者数(釣り人の数)が含まれていないことにご留意ください。来場者数の重要性に関して、詳細は前回の記事(本稿序文に埋め込み)を参照ください。

【雑記】魚はいつから釣れるのか。海釣り施設の釣果情報と水温(2022-01-17)

冬は釣果が伸びませんね。人も魚も寒いですから、シーズンオフです。

暖かくなるのが待ち遠しいですが、では実際、魚はいつから釣れるのでしょうか。

本牧海釣り施設の釣果情報を基に、個人的に考察してみました。

 

目次

釣れ始めるのは3月中頃から

2021年1~3月の本牧海釣り施設(以下「本牧」とする)の釣果をグラフ化し、魚がいつ頃から釣れるのかを考察します。対象魚種は以下の通りで、サビキ釣りの主なターゲットを選抜しました。

本牧海釣り施設1~3月釣果

本牧海釣り施設の釣果(1~3月)

グラフから、本牧のアジ、サバ、イワシ(以下「対象魚種」とする)は、1~2月は釣果に乏しく、釣れ始めるのは3月中頃からと言う事がわかります。

 

魚には釣れる○○がある

前述したとおり、本牧における対象魚種の釣果は3月以降に集中しています。ここからは、釣果が期待できる3月以降に焦点を当てて詳細に考察してみましょう。

 

以下のグラフは、対象魚種の3月の釣果を、水温と合わせてグラフ化したものです。

本牧海釣り施設3月アジ釣果
本牧海釣り施設3月サバ釣果
本牧海釣り施設3月イワシ釣果
アジ、サバ、イワシ及び水温のグラフ(3月)

各魚種の釣果を水温と比較すると、各魚種とも水温が13℃前後に達した際に釣果が大きく伸びている事がわかります。この13℃という値は、対象魚種...特にアジの適水温域(魚が摂食行動等を十分に行える水温。例えば、マアジの適水温域は13℃~25℃です)の最低値と等しくなります。

この事から、3月の本牧において釣果が伸びる要因の一つは「本牧周辺の海水温上昇に伴う魚の摂食行動の活性化である」…という仮説が立てられます。少なくとも、水温が一定値を超えた事で、魚の活性が上がったことは間違いないでしょう。

魚には釣れる水温があるということですね。

 

何匹釣れるのか

「釣果の良し悪しは海水温と深い関係にある」というのが前項までで見えて来ました。但し、前項のグラフでは釣果の母数…すなわち、来場者数(釣り人の数)が考慮されていない為、釣果の実態を正しく表現しているとは言えません。当たり前ですが、1人で100匹を釣るのと、100人で100匹を釣るのでは、個人の釣果に大きな差異があるからです。

 

以下のグラフは、本牧の来場者数(釣り人の数)を考慮した釣果推移のグラフです。釣果数を当日の来場者数で割ることで「一人当たりの釣果数」を数値化しました。

3月の本牧海釣り施設一人当たりのアジ釣果
3月の本牧海釣り施設一人当たりのサバ釣果
3月の本牧海釣り施設一人当たりのイワシ釣果
アジ、サバ、イワシの一人当たりの釣果(3月)

「一人当たりの釣果数」に着目すると、実際に自分が手に出来る魚の数がイメージし易くなります。但し雨天や暴風など、来場者が極端に少なくなる際は数値が安定しないので注意が必要です(例:一人当たりのアジの釣果-3/13の値。強雨のため来場者数が極端に少なく、一人当たりの釣果が極端に伸びている)。

本牧のような有名海釣り施設は、土日祝に来場者数が跳ね上がります。「昨日まで釣れていたのに、今日は釣れない…」と呟いてみても、そもそも釣り人の数が違えば結果は変わって当たり前です。

一人当たりの釣果数は、釣果予想の際には念頭に置きたい重要な要素です。知りたいのは「自分がその日、何匹釣れるのか」なのですから。

 

魚はいつから釣れるのか

魚の活性が上がる水温を見極め、釣果を予測する事。釣果の良し悪しと水温は深い関係にある。2021年の例では、それが13℃前後であったのだと推測できます。

魚はいつから釣れるのかを考えるときに、最も参考となるのは水温である…と言う事がなんとなく見えて来たところで、考察を終えたいと思います。

3月のアジ釣果
6月のアジ釣果
オフシーズンとハイシーズン。釣果は差は歴然です。

 

【初心者向けコラム】海釣り施設の釣果情報(2022-01-14)

安心安全。釣り初心者の強い味方である「海釣り施設」。

奇麗なトイレや休息所、規模によっては食事処まで用意されています

大黒海釣り施設
本牧海釣り施設
家族連れにも安心・安全の海釣り施設

これだけでも十分心強い海釣り施設ですが、それ以上に頼りになるのが、

各海釣り施設の「釣果情報」です。

釣果情報は、初心者の方が魚をゲットするための重要な情報源です。

水温や天気、なにより釣れた魚の実数が記録されています。

 

魚はいつどんな時に、なぜ釣れるのか。

 

釣りには魚種毎にオンシーズンとオフシーズンが明確に存在します。例えば、サビキ釣りのメインターゲットであるアジやサバ、イワシは、冬場は海水温の低下のために釣果が伸びません。魚の摂食活動には、適水温があるためです。

 

逆に言えば、この水温変化によるオンシーズンとオフシーズンの時期を見極める事が出来れば、釣果は自ずと伸びて行きます。その見極めの頼れる味方が、各施設の釣果情報となります。

 

例として、2021年1月~3月までの、本牧海釣り施設におけるアジの釣果を紹介します。グラフ化することで、アジがいつ頃から釣れるのかが把握しやすくなりますね。

21年は、3月の初旬からアジの釣果が伸びています。所謂シーズンインです。

それ以前、1~2月は悲しいほど釣れていません…

2021年本牧海釣り施設1~3月アジ釣果

2021年、本牧海釣り施設における1~3月の釣果(アジ)

またこのグラフをもう少し詳しく読み解くと、21年のアジのシーズンインは、

水温が13℃前後で安定し始めた頃だった、と言う事もわかります。

2021年、本牧海釣り施設における3月の釣果(アジ)

2021年、本牧海釣り施設における3月の釣果(アジ)

これらのデータから、今年22年のアジのシーズンインは

「3月以降、水温が13℃を上回る頃から」である事が予想できます。

勿論、年度毎に大きく差はありますが、イメージとして参考にする事はできます。

 

このように、施設の釣果情報を活用することで、魚が釣れる確率は格段に大きくなると言えるでしょう。少なくとも「釣行前日の釣果情報」を確認すれば、釣行日が釣れるのか否か、予想を立てることができますね。

 

せっかく行くなら釣れそうな日に…そんな工夫の紹介でした。

 

☆おまけ☆

黒海釣り施設の1~3月釣果(アジ)です。参考までにどうぞ。

本牧と同じような推移ですね、興味深いです。

2021年大黒海釣り施設1~ 3月アジ釣果

2021年、大黒海釣り施設における1~ 3月の釣果(アジ)

2021年大黒海釣り施設3月アジ釣果

2021年、大黒海釣り施設における3月の釣果(アジ)

 



【釣果報告】冬の三浦でカマス釣り(2022‐01‐07)

2022年の釣りはじめは、三浦半島の先端、三崎港は北条湾に釣行しました。

釣り物はカマスです。

 

本来は秋から初冬の魚ですが、今年の冬はなぜか12月終わりの北条湾での釣果が報告されていたので、寒い中釣行へ。

 

結果はカマスが一匹…少ない釣果ですが、同行の父が釣りあげたので気分的には満点の釣行です。

 

仕掛けは、1号の丸ウキにカサゴ用の胴突き仕掛けで。

オーナー(OWNER) 胴突波止カサゴノ基本 9-2 M-3658

オーナー(OWNER) 胴突波止カサゴノ基本 9-2 M-3658

 

エサはキビナゴと、サンマの切り身です。

 

一匹釣れたカマスはサンマに食ってきました。また、エサ持ちもサンマに軍配が…皮目にしっかり刺せば、外れにくいですね。キビナゴは想像よりも結構簡単に取れちゃいます。

 

釣れた一匹は、カマスのミリン干しで頂きました。

 

カマスのみりん干し:簡易レシピ

  1. 砂糖を適量(好み)、醤油1:みりん1:酒1/3の割合で漬けタレを作る
  2. 背開きにして中骨を外したカマスを40分ほど漬け込む
  3. 外で6時間ほど干す
  4. 両面グリルで2~3分ほど中火で焼く(焦げやすいので注意)

 

一匹を父母家族三人で分けたので、正直味はあまりわからなかったです…でも嬉しい釣果でした!

北条湾のカマス
カマスのミリン干し
焼いたカマスのミリン干し
カマスの釣果と調理

 

その他、私的備忘録↓↓↓↓↓

  • 次回があるなら、キビナゴは塩着けに加工してエサ持ちをよくしたい
  • サンマの切り身は意外にエサ持ちがよい
  • 群れはおそらく湾の中央部。軽く遠投出来るタックルが好ましい
  • 仕掛けは胴突きとしたが、中通しオモリで一本針のほうが望ましい
  • この時期の釣りはやはり渋い…釣れてくれた一匹に感謝

 

【初心者向けコラム】氷は自家製を用意しよう(2022‐01‐07)

釣れた魚を保存するためには、氷が不可欠です。

初心者の頃、釣行の際はコンビニなどで板氷やロックアイスを購入していました。

ただ、コンビニで売ってるのは基本食用ですから、割高なんですよね。

 

夏場はどんどん溶けるので、いつからか自宅で用意するようになりました

 

おすすめは牛乳パックで凍らせること。凍ったものを手でビリビリ破けば、板氷が手に入ります。そのまま凍らせた場合は、真水なので魚が水を吸い身が柔らかくなってしまいます。こだわる方は、塩を溶かし入れて凍らせてください。

釣果保存用の氷

釣果保存用の氷

 

【初心者向けコラム】仕掛けは家で準備しよう(2022‐01‐05)

初心者の頃って、魚が釣れる釣れない以前に

「仕掛けをセットするのが大変」

だったのを覚えています。手間ですよね。

 

初心者の方が最初に挑戦するであろうサビキ仕掛けですら

「リールを竿にセット」→「道糸をガイドに通す」→「カゴを道糸に結ぶ」…等々。

釣り場は強風だったり暗かったりで、思うように作業が進まないものです。

 

僕は釣りを始めて数か月経ったころから、仕掛けを家でセットしてから出かけるようになりました。写真はその一例です(電気ウキの胴付き仕掛け)

仕掛け一式
自宅でセットした仕掛け
【仕掛け一式】と【自宅でセットした仕掛け】

道糸を予めガイドに通し、ウキやシモリ玉を通して、市販の仕掛けに結ぶ…

最後に、市販の仕掛けとオモリを竿にテープで固定。

 

こうしておけば、現場で糸が風に流されたり、暗くて手元が見えない!などのストレスから解放されます。地合いは一瞬ですので(特に、海釣り施設などで朝マズメを狙う場合などではスピードが大事です)少しでも早く仕掛けを投入したい…

 

そんな初心者の方にお勧めの小技でした。